●消防法別表第一に挙げられているもの、いないものを選ぶ問題
例えば、
・「次のうち法別表第一に危険物として挙げられていないものはどれか」
(1)塩素酸塩類 (2)硫化りん (3)アルキルリチウム (4)アルコール類 (5)クロロスルホン酸
答え→ (5)クロロスルホン酸
・「消防法別表第一に危険物として挙げられているものは幾つあるか」
硫化リン カリウム 過酸化水素 プロパン 硝酸
答え→ プロパン(気体)以外の4つが該当する。
上記の様に第四類以外の危険物の名前も登場する可能性があります。
下記の表が第四類の危険物と第四類以外の危険物(一部のみ)をまとめた表です。
●指定数量
・第四類以外の危険物の指定数量は問題の中で記載されている事もあれば、
記載の無い可能性もあります。
「赤リン(100)」などと記載されていればラッキー問題です。
これで覚えずに1点取れてしまいます。
・第四類以外の指定数量を計算する問題が出題される事もありますが、
第四類以外の指定数量までは中々覚える人は居ないかもしれません。
(余裕があったら右の表の指定数量も覚えて下さい!)
●実際に試験問題で穴埋めで出題されたものです
「貯蔵する危険物それぞれの数量を指定数量で除し、
商の和が1以上の場合は指定数量以上の数量を貯蔵している事になる」
これは当HP筆者が試験で目撃した文章です。(一字一句完全ではありません)
「商の和が_」と言った表現でした。
割り算して求められた数の幾つかを足した数という意味です。
指定数量の求め方は
「危険物の数量 ÷ その危険物に応じた指定数量 = 指定数量倍数」
貯蔵する危険物が複数ある場合は、
それぞれの指定数量倍数を求めてそれらすべての足して求めます。
その製造所等でも指定数量倍数になるので、それが解答になります。
例えば、
隔壁によって完全に区分されたA室・B室・C室にそれぞれに危険物を貯蔵している場合、
「A室での指定数量倍数」 「B室での指定数量倍数」「C室での指定数量倍数」 の合計が
指定数量倍数です。
「商の和が1以上の場合」の意味どおりに、A・B・Cの計算で割り算して求めた合計が
「1」以上の数字であれば指定数量以上貯蔵している事になります。